昔は、歯を磨く時に、歯磨き粉ではなく塩で磨いていたそうです。
この歯磨き粉は、古代エジプトの医学書に既に登場していたほど、
はるか昔からあったと言われていますが、
現代の歯磨き粉を使うことのメリット・デメリットについてご存知でしょうか?
はちみつや塩・炭・薬草などの自然素材で作られた歯磨き粉を
使っていた昔であれば心配なかったと思われますが、
「化学物質」という有害な物質を使う現在は、
機能重視の裏側に弊害があることについての論議がされています。
泡立は良いが刺激が強く味覚が麻痺する
たっぷり泡立つものは、合成界面活性剤という「化学物質」という有害な物質が使われていることが多く、刺激も強いので歯磨き直後は一時的に味覚が麻痺したり、泡立ちすぎると「よく磨けた」気になってしまい、実のところ磨き残しが多いという落とし穴があるそうです。
(歯科衛生士さん談)
歯のエナメル質を削り歯を弱める
歯を白くしたり、プラーク(歯垢)除去といった効果が謳われていますが、歯のエナメル質を削り歯を弱めてしまうこともあるのでなるべく粒子の細かいものを選び、つけすぎない、磨きすぎないことが勧められています。
歯磨き粉をつけなくても歯ブラシできちんと磨けば十分きれいになるという歯医者さんもいます。
では歯磨き粉は要らないか?と言えば、そうでもないと思います。
固まりにくいから使いやすいへ
一昔前は、銀紙(アルミ)のようなチュウブの中に歯磨き粉が入っていました。
そして、使う時に途中からはみ出たり、出口が固まったりととても今の歯磨き粉からは想像がつきませんが、保湿剤という「化学物質」という物質のおかげでそれらが解消されました。
「歯磨き粉は、当然泡が立つもの。泡立たせることによって洗浄される。」
と思ってきたのではないでしょうか?
実は、この歯磨き粉の中には、発がん性物質が含まれる成分が
入っているものがあるのです。
泡が立つことよりも、きちんと歯が磨かれることが重要なのです。
歯磨きをした後に味が変わってしまうのはどうしてなのでしょう?
それは、舌のみらい細胞(味を感じる細胞)を一時的に溶かしている有害物質(ラウリル硫酸ナトリウム)が原因なのです。お口の中は、皮膚と違い角質層というバリアーがありません。ねんまくで覆われていて、薬やその他の有害な物質を簡単に吸収してしまうことができるのです。
歯磨き粉は、成分をしっかりとチェックし、有害な物質が入っていないものを選ぶように心がけましょう。
味蕾(みらい、英:Taste buds)は、舌や軟口蓋にある食べ物の味を感じる小さな器官である。
人間の舌には約10,000個の味蕾があります。